タラレバ。

この話には続きがある。

と言うか対照的な、結果の違う結末。

あたしの友達も、この出来事の前後に同じ様な体験をしている。

彼女は、学校の帰り道に声を掛けられた。道を尋ねられたらしい。でも、どんどん怪しい会話になっていく。怖い。近寄って来た時、手を下着に入れられた。怖くなって走って逃げた。

彼女は親に全部話した。親は警察に言った。警察は犯人を見つけた。彼女はマジックミラー越しに犯人を確認した。

彼女は正しいよね。

あたしは、それが出来なかった。

自分の体験を人に話す事も、親に話す事も。そう怖かったんだ。あたしが悪いって思われるのが。

彼女は触られた。確実に被害があった。

あたしは、身体を触られた訳じゃない。酷い事をされた訳でもない。怪我もしてない。何ならおじさんは優しかったんだよ。着いてったあたしが悪いんだ。

 

あーー何となく繋がった?今のあたしと。

だから思い出したのか。封印してた忌々しいキオクなのに。ふーん。そっか。